フランス編 テラス大好きフランス人
フランスのカフェ
一日中観光していれば、カフェで一休み、なんてのは誰もが経験していることであろう。今回はそのカフェについて紹介していきたいと思う。
フランスと日本のカフェの違いはいくつかあるのだが、決定的な違いはテラス席の多さだろう。フランス人は狂ったほどにテラスが好きなのだ。晴れている日は言わずもがな、雨の日も、風の強い日も、真冬の日も、彼らはテラスが好き。ちなみに冬のテラスにはヒーターが設置されているほど。
どんな時でも外にいたいというのはフランス人の外交的な性格が表れている証拠ではないか。
日の当たるテラスでのんびりコーヒーを啜るなんて贅沢は、テイクアウトのコーヒーを持ったサラリーマンがせかせか歩いている日本では考えられない。
(パリ市内のカフェ。もちろんテラス席)
レストランでもテラスが大事!
テラスに関してはカフェだけではなく、レストランでも重要になってくる。和食の代表である寿司ですら彼らはテラスで食べたいのである。なので飲食店を経営する上で、テラス席を設置するかどうかで大きな差が出てくるのは自明である。
(パリの地下鉄ではまれに小さなオーケストラと出会う)
Caféと頼んではいけない
フランス語でコーヒーは »café »なのだが、このように注文してしまうときっとあなたが飲みたいコーヒーは運ばれてこないだろう。フランス語でのcaféはエスプレッソを意味する。私たちが普段飲むコーヒーが飲みたいのなら »café long « (カフェ ロン)または »café allongé »(カフェ アロンジェ)を注文すれば良い。どこのカフェでも一杯平均2ユーロ弱で日本と比べとても安く、味もしっかりしている。ただお帰りの際はチップを忘れずに。
(シャンゼリゼ通り。ここではコーヒーも高級??)
カフェは救世主
最後にカフェのもう一つの魅力はトイレである。筆者も何度カフェに助けられたであろうか。日本と比べてヨーロッパでは明らかにトイレの数が少ない。公衆トイレもあることにはあるのだが、綺麗好きな日本人にはきっと向いていないだろう。実際にフランス人ですら、用をたすためにカフェを利用することもあるくらいである。
カフェに行く際は、ぜひテラス席で。
トイレも忘れずにね。