フランス編 トゥールーズとその周辺
前回に引き続き、トゥールーズについてとその周辺の街をご紹介していきます^ ^
同じ地域でも街が違えば、建物も文化も違うというのはフランスの最も魅力的なものの一つです。
トゥールーズの中心、キャピトル広場✨
トゥールーズはキャピトル広場を中心に栄えています。また、キャピトル広場には市庁舎があり、政治的にも中心となっていると言えるでしょう。
(美しいキャピトル広場。夜はライトアップされる。)
またキャピトル広場では毎日のように様々なイベントが行われています。平日の朝にはマルシェが開かれていたり、週末にはライブが開催されていたりととても賑やかな場所となっています。もちろんクリスマスマーケットやfêtes de la misic(年に一度全国で行われる音楽祭)の会場もここ。
市庁舎の中は見学することができ、とても綺麗なのでオススメです!
また市庁舎には劇場もあり、そこでクラシックやミュージカルを楽しむのもいいでしょう。
キャピトルには人が集まるので治安を心配される方もいるかもしれませんが、そんな必要はありません。どっかの国のようにミサンガ売りつけられたり、スリにあったりすることはまずないので、安心して観光を楽しんで欲しいと思います。
(パリの大規模なテロがあった際の追悼式もここで行われました。)
ボルドーまで続く、ガロンヌ川
トゥールーズには大きくて、綺麗なガロンヌ川が流れており、それはボルドーまで続きます。
晴れている日には大勢があつまり、ビールを飲みながら日向ぼっこするのは、すごくフランス人らしく、日本ではあまりみられない光景ではないでしょうか。
(ガロンヌ川。サイクリングやボートを楽しむ人も沢山いる。)
夜遅くになると面白い光景があなたの前に広がるでしょう。川におしっこをしている人がいたり、酔って吐いてる人がいたり、そんな川に飛び込んでる人もいたりと、状況は違えど昼も夜もとても賑やかな場所です(笑)
行くなら天気のいい昼間をおすすめします。
(お散歩道には最適。)
トゥールーズはパリから遠く、訪れる機会は多くないと思いますが、行く価値のある街だと思います。紹介したほかにも美術館や名所など、たくさんあるので時間に余裕のある方はぜひ考えてみては?
トゥールーズの周辺の街については次回ご紹介します!(ちょっと長くなってしまったので)
では。
フランス編 バラ色の街、トゥールーズ
今回ご紹介するのはフランスの南西に位置するトゥールーズ。以前少しばかり住んでいたことがあって個人的にとても思い入れがある。
バラ色の都市、トゥールーズ🌹
初めて訪れたとき、綺麗な建物に驚かされたのを今でも覚えている。フランスの他の街では石が使われていることがほとんどでトゥールーズのようにレンガを使っているところはあまり見たことがない。トゥールーズ周辺に適した資材の石がなかったことが理由らしい。
(トゥールーズのメインストリート。
レンガ造りで統一されている。)
トゥールーズは日本ではあまり有名ではないが、実はフランスでは5番目の都市。エアバスの本社があることでも知られ、航空産業が盛んである。そのため航空を専門に扱う学校や、博物館などその産業に従事する人はとても多い。
日本人の口にも合う、名物カスレ!
カスレとはフランス南部の郷土料理。白インゲン豆とガチョウのコンフィを長時間煮込むのだ。実はカスレは地方によって多少のバリエーションがある。有名なのがカルカソンヌとトゥールーズのカスレなのだが、お互い「本当のカスレはうちらのものだ!」と議論が起こることも少なくない。
ただ、一つ言えるのはどちらもとても美味しいので訪れた際は食べてみて欲しい。寒い日には特にオススメ。
(カスレの写真見当たらなかったです。すいません。)
(ヌフ橋。夜にはライトアップされる。)
(お洒落なバーもたくさんある)
ちょっと田舎くさい??トゥールーズのアクセント
日本で綺麗なフランス語を勉強していたのなら、きっとトゥールーズでは苦しむことになるだろう。実はトゥールーズのアクセントや方言はちょっと他の地方と比べるとクセがある。日本で言えば津軽弁??的なポジションである。もちろん何言ってるか全くわからないというまでではないが、慣れるまでに時間を要するだろう。勝手な感想なんたが、トゥールーズのアクセントはパリと比べ、田舎くさいというか、下品というか、、、。こんなこと言ったら怒られますね笑
ちなみにパン・オ・ショコラのことはトゥールーズではショコラティーヌと言います。これに関してはちょっとかわいい感じに聞こえる。(気がする)
(あれ?なんか見覚えが)
次回はトゥールーズの名所や近くの町や村など紹介する予定です。
お楽しみに!
では。
ドイツ編 ビール大国、ドイツ🍺
明けましておめでとうございます!
久しぶりの更新となりますが、今回はドイツのビールについてご紹介していきます。
ビール大国ドイツ。いつでもどこでもビール!
ドイツビールは世界中でも有名で日本でも数多くのドイツビールを楽しむことができる。
ドイツ人は本当にビールが大好き。ある統計では日本人の2倍以上の量を飲んでいるというデータもある。仕事終わりに飲むのはもちろん、仕事の合間にもビールを飲むのを何度か見かけたこともあるくらいだ。(もちろんノンアル。と、信じてる)
そして、興味深いのがみんな地ビールを好んで飲むのだ。日本ではアサヒやキリンなどの全国どこでも流通しているものをよく飲むが、ドイツでは必ずしもそうではなく、それぞれの地域の代表的なビールを飲んでいることが多い。なので、バーで置いているビールはその地域の物がほとんど。ドイツで色んなバーを巡って様々なビールに出会うのも面白いではないか。
(ビアホールにて。みんな1リットルの巨大ジョッキで楽しむ。)
水よりも安い!?ドイツのビール
これは驚いた。ビールがとにかく安い。そもそも物価は日本と比べ安いのだが、ビールは一本100円ほど。しかも美味しい。種類も豊富で、スーパーなどに行くと日本の10倍以上のビールが置いてあるのではないだろうか。大きな棚にビールがびっしり。ドイツ人は幸せである。
駅のキオスクみないなところに行くと、なんとビールが一番安い飲み物。場所にもよるのかもしれないが、とても信じられない。
(ドイツビールと言えば、このグラス。)
ドイツのビールは3種類!
ドイツのビールでは大きく分けて3種類になる。
一つはピルスナー。これは基本的には私たちがイメージする普通のビール。アサヒやキリン、プレモルなどすべてピルスナーである。
二つめはヴァイス。ヴァイスは透き通ったピルスナーとは違い白濁していて、フルーティーな味わい。とても飲みやすく、苦味はあまり感じられない。
最後にドンケル。赤褐色であり、苦味がしっかりしている。エールに近い。
もちろん他にもたくさんの種類が存在するのだがここには書ききれない。
個人的にはヴァイスビールがお気に入り。ミュンヘンのヴァイスは有名なので、ぜひ訪れて欲しい場所である。
(ドイツ料理、シュニッツェル。ビールとのコンビネーションは最高。写真ではアップルワインだか、、、)
ベルギービールとチェコビール
ドイツのほかにベルギーやチェコも立派なビール大国。国が違えばビールの味も違うので、旅行の際は飲み比べでもしてみては??
ベルギービールはフルーティーなものが多いので女性におすすめ!
チェコビールといえばピルスナー。苦味がしっかりしててピルスナーファンにはたまらない。
(ベルリンのオクトーバーフェスト。伝統衣装のお姉様方とビールを嗜む。)
近年では日本でも様々な種類のビールが見受けられる。いつも同じものではなくて、たまには冒険してみては??
ではまた。
ドイツ編 クリスマスマーケット発祥の地、ドレスデン
今年のクリスマスはいかがでしたか?🎄
さて、今回はクリスマス前にヨーロッパ各地で行われているクリスマスマーケットと、その発祥の地とされているドレスデンについて紹介していきたいと思います。
(ドレスデンでのクリスマスマーケット)
クリスマスマーケット発祥の地、ドレスデン
日本でもクリスマスマーケットは見ることができる。クリスマスマーケットとは主にドイツやオーストリアでアドベント(イエス・キリストの誕生を待ち望む期間)の時に開かれるもので、ドイツではほとんど街で催されている。
ドレスデンはドイツの東部に位置していて、ベルリンからバスで3時間ほど。
第二次世界大戦中の爆撃により、ほとんどの建造物が破壊されたのだが、その後再建が進み、今では18世紀当時の世界を感じることのできる街である。
(ドレスデン、旧市街の街並み)
また、市内は18世紀の雰囲気を残した旧市街と近代的な新市街に分かれており、その文化を比較するのも面白いだろう。
ドレスデンでは時期になると世界各地からこのクリスマスマーケットを目当てに観光客が押し寄せてくる。メイン会場のシュトリーツェルマルクトはドイツ最古のクリスマスマーケット。甘いホットワインを片手に輝かしいイルミネーションを満喫するのである。
(ドレスデン市内のメイン会場。迷子にはご注意を。)
(細い路地もこの時期は栄えるのだ。)
クリスマスのお菓子、シュトレン祭
シュトレンはドレスデン発祥とされており、司教にクリスマスの贈り物として捧げていたのが始まり。ドレスデンではアドベントの第2日曜日になると、パレードと共に巨大なシュトレンが披露される。
(巨大なシュトレン。食べきる前に腐りそう。)
クリスマスのお菓子なのでこの時期になるとベーカリーなどで多く見かける。もちろん、クリスマスマーケットでも。実際に食べてみたのだが、パサパサしていて正直好みではなかった。
集めたくなる!オリジナルマグカップ!
クリスマスマーケットでホットワインを頼むとそこのオリジナルのマグカップがゲットできる。スターバックスの地名の書かれたタンブラーを想像してくれれば分かりやすい。
ドイツ国内でいろんなマーケットを巡り、マグカップを集めるのも一つの楽しみ方なのではないだろうか。
以上がドイツのクリスマスマーケットである。この時期にドイツ旅行を計画しているならば、ぜひ行ってみて欲しい。
フランス編 フランスの日本食事情②
前回の記事ではフランスのちょっと変わったお寿司を紹介したわけだが、今回はその他の日本食をテーマにしていきたいと思う。
フランスで大ブーム!日本のラーメン🍜
フランス(特にパリ)ではここ数年で急速にラーメン屋が増えている。人気なお店になると、開店前から行列ができるほどである。
パリのオペラ座の近くにはラーメン屋だけで10店舗以上あるだろう。その中でもオススメなのが
「なりたけ」
実はこのお店千葉のラーメン屋なのである。東京にも店舗があり、パリにも出店、という感じである。従業員は日本人で、日本の店舗と同じものを外国で味わえるのである。
(常に行列ができている「なりたけ」)
(こちらはみそらーめん。こってり。10ユーロほどで日本人からすると少々高めだが、フランスでは安い方。ひと玉の量が日本よりも多い気がするがどうなんだろうか。)
ちなみに住所はこちら
31 Rue des Petits Champs, 75001 Paris
あれ?進まない、、 恐るべしフランスの行列
先ほど紹介した「なりたけ」での行列、実は1時間以上並んでいたのだ。
なんせフランス人は、、
食べるのがとても遅い。
フランス人にとって食事とは家族や友達とおしゃべりしながらゆっくり楽しむもの。食べたらすぐ帰るという日本人のスタイルは彼らにとっては理解し難いのである。ラーメンに限って言えば、猫舌の人が多いのか、熱いまま食べれないフランス人を多く見かける。中には水を足す人も、、、
たとえ食べ終えていてもそこからのおしゃべりが止まらない。
そんなこんなで回転率は日本と比べ、恐ろしいほど悪い。日本の感覚で列をなすことはキケンなのである。
(北海道出身の私としてはちょっとテンション上がる。)
数年前に「一風堂」もパリへ進出。機会があればぜひ行ってみたいものである。
本格餃子、ここにあり!
「GYOZA BAR」
私が日本で食べてきた餃子でここのものが一番美味しいと個人的には思っている。内装はとてもシンプルでモダンな雰囲気。カウンター席のみで10席ほど。
メニューは餃子、ライス、ビール、おつまみなどなど。
(8個で7ユーロ。小ぶりなのでがっつり頼んでもいいかも。)
一番印象的だったのは餃子のタレ。
酸味は酢ではなく、果物の酸味を利用しているとのこと。口に入れた瞬間ゆずの香りがして、とてもサッパリとした味わい。
フランスの文化である食事の前にお酒を飲む、「アペレティフ」としてここを利用するのもいいのではないか。
住所はこちら。
56 passage des Panoramas 75002 Paris
外国で日本食を楽しむ!
たとえ観光だとしても、長い間外国にいれば日本食が恋しくなることもあるだろう。
外国にいるから日本食なんてと敬遠しないで、どんなものがあるんだろうと興味をもって、日本食めぐりをするのも一つの楽しみ方なのではないだろうか。
フランス編 フランスの日本食事情🍣
フランスで大人気!日本食!
2013年12月和食がユネスコ無形文化遺産に指定されたことは記憶に新しい。
ヨーロッパの中でもフランスには日本食レストランが山ほどある。ほとんどがアジア系の人たちが経営している「なんちゃって日本食」なわけなのだが、もちろん本格的な日本食レストランもあると言えばある。
今回はフランスの日本食について、おすすめのお店と共に紹介していきたい。
やっぱりお寿司?ちょっと変わったフランスのお寿司
数多く存在する日本食レストランはほとんどが寿司屋と言っても過言ではないだろう。近年ではラーメンや焼き鳥、たこ焼きなど様々な種類のレストランが見受けられるが寿司屋の数は圧倒的である。
(オペラ座。この周辺は日本食店が連なっていて、日本人街の様な雰囲気がある。)
フランスでもマグロ、サーモン、タイは定番なのだが、それ以外の魚はほとんど見ることがない。あったとしてもイカやタコくらいだろうか。というのもフランスでは生で魚を食べる習慣がなく、市場に届く頃には鮮度が落ちていることがほとんど。それによって寿司のネタとして扱えるものはマグロやサーモンなど冷凍のものに限られるのである。
よってフランスのお寿司では野菜や果物を使ったものがチラホラある。きゅうりやアボカドを使用するのはまだ理解できる。しかし中にはマンゴーやグレープフルーツのお寿司なんてある。。。
そんなお寿司を食べてみたいのなら
「プラネット・スシ」
を訪れてみるといいだろう。フランスの回転寿司チェーンなのだが、内装はとても派手で変わったお寿司が楽しめることだろう。値段も1人あたり20ユーロくらい。フランスのレストランにしてはお手頃なのではないだろうか。
ちなみに私はメニューを見ただけで一度も食べたことがない。勇気ある方はぜひ。
まともな寿司が食べたいのであれば、これも同じくフランスのチェーン店で
「sushi shop」
ここは美味しかった。日本人が経営している寿司屋には敵わないが、十分満足できるクオリティである。
ちなみにランチで12ユーロ。とても安い。
(新年のカウントダウン。ここでスリに遭いました。)
日本人からすれば考えられないお寿司をフランス人が好んで食べていると考えると複雑な気持ちになる。ぜひ日本へ来て本物のお寿司を食べて欲しいものである。本物のお寿司が無いと言ってるわけでない。ただ庶民からは到底手の届かない価格帯のため、みんながその味を知ることは難しい。
ということで、お寿司作っちゃいました!
気に入った寿司屋がなかったので自分握りました!
実は仕事として握っていたことがあったのでこれくらいはできた。フランス人の知人はとても大喜び。個人的には日本酒が飲みたいところであったが、やはりフランス。美味しい白ワインと共にいただきました。
次回はラーメンや餃子などについて紹介します!
ではまた。
フランス編 テラス大好きフランス人
フランスのカフェ
一日中観光していれば、カフェで一休み、なんてのは誰もが経験していることであろう。今回はそのカフェについて紹介していきたいと思う。
フランスと日本のカフェの違いはいくつかあるのだが、決定的な違いはテラス席の多さだろう。フランス人は狂ったほどにテラスが好きなのだ。晴れている日は言わずもがな、雨の日も、風の強い日も、真冬の日も、彼らはテラスが好き。ちなみに冬のテラスにはヒーターが設置されているほど。
どんな時でも外にいたいというのはフランス人の外交的な性格が表れている証拠ではないか。
日の当たるテラスでのんびりコーヒーを啜るなんて贅沢は、テイクアウトのコーヒーを持ったサラリーマンがせかせか歩いている日本では考えられない。
(パリ市内のカフェ。もちろんテラス席)
レストランでもテラスが大事!
テラスに関してはカフェだけではなく、レストランでも重要になってくる。和食の代表である寿司ですら彼らはテラスで食べたいのである。なので飲食店を経営する上で、テラス席を設置するかどうかで大きな差が出てくるのは自明である。
(パリの地下鉄ではまれに小さなオーケストラと出会う)
Caféと頼んではいけない
フランス語でコーヒーは »café »なのだが、このように注文してしまうときっとあなたが飲みたいコーヒーは運ばれてこないだろう。フランス語でのcaféはエスプレッソを意味する。私たちが普段飲むコーヒーが飲みたいのなら »café long « (カフェ ロン)または »café allongé »(カフェ アロンジェ)を注文すれば良い。どこのカフェでも一杯平均2ユーロ弱で日本と比べとても安く、味もしっかりしている。ただお帰りの際はチップを忘れずに。
(シャンゼリゼ通り。ここではコーヒーも高級??)
カフェは救世主
最後にカフェのもう一つの魅力はトイレである。筆者も何度カフェに助けられたであろうか。日本と比べてヨーロッパでは明らかにトイレの数が少ない。公衆トイレもあることにはあるのだが、綺麗好きな日本人にはきっと向いていないだろう。実際にフランス人ですら、用をたすためにカフェを利用することもあるくらいである。
カフェに行く際は、ぜひテラス席で。
トイレも忘れずにね。